千鶴学園~妖艶の集い~

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「新入生、在校生のみなさんおはようございます。今日から新しい学園生活が始まります。2,3年生は、1年生の手本となるよう心がけましょう」 「(生徒会長の話なんてつまんねーや)」 銀狼は、あくびをしながら心の中で呟く。 「(あくびしてるし)」 銀狼のとなりに居た。 女郎蜘蛛の渦予が、つられてあくびをしそうになったが。 なんとかあくびを、かみ殺した。 「次は校長からのお話です」 「新入生そして在校生の諸君おはようございます。校長の山茶花です」 「「(若いってか、かっこいい)」」 一部生徒の心の中でそんなことが呟かれた。 「みなさん学園生活を楽しんでくださいね(ニコッ)」 「「「キャーッ」」」 「つ、次は理事長のお話です」 「よう、まだ馬鹿で未熟な愚民生徒諸君」 「「(綺麗ってかひでえ!!)」」 「紺菊ちゃんとしろとあれほど言ったのに!!」 「なんじゃ山茶花五月蠅いのう。ここでお前の失態を事細やかに話してやってもいいのだぞ?」
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