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そんなこんなでセブンと共にギルド前へと着いたんだが・・・。
「やぁ、クロム達も来てたのかい?」
「おぉ、キリアか!」
「爆ぜてしまえ」
「なぜにっ!?」
俺が嫉妬を込めた発言に、目の前のイケメンが驚いたように言葉を返してきた。
彼の名前はキリア・ファフターレ。
俺と同じように偶然会ったギルドマスターに誘われて、この町に住みついたという一応俺の友人であるリア充だ。
なに?何なの?何で町の三割の女性がこいつのファンクラブに所属してんの?
・・・性格は良いから友人としては気楽なんだけどな。
金くれるし(←これ、重要
ちなみに。俺を含めた三人とあと一人を加えて、『バカルテット』と呼ばれている。
ずいぶんと酷い扱いだなぁ。と言いたいが何分、疚しい事が沢山あるもので・・・。
こいつらとの喧嘩で町を半壊させ(←修復に二月掛かりました。
公衆浴場で女湯を覗き(←即座に粛清されました。
全裸で町内一周(←後日風邪で一週間ほど家でダウンした。
チンピラやDQNから金を巻き上げたり(←ついでに密売組織も壊滅してきた。
コスプレイベントも開催したりした(←この時の写真が売れすぎて大儲け。
・・・やりたい放題でしたね、俺ら。
まぁ、今じゃやる気も起きんがな!(←三日前に女性のパンツを見るために床に擬態した事がある人。
だが見れたのは男のだけで、吐きそうになった。しかもガチムチオネェ・・・うぷっ。
「ところで、キリアは何をしに来たんだ?この馬鹿は店を開けに来たんだろうが・・・」
「店は昨日の内に酒場の店員に開けさせる様に言ってあるから問題ない。キリアは・・・俺が頼んだ依頼を受けるんだろう?」
「あれか・・・難易度が高過ぎないかい?主に精神面で」
「一体何を受けさせたんだ・・・」
そう言って呆れたように溜め息をつくセブンに俺とキリアは偶然ではあるが言葉が被って。
「「『ブヒ草の採取』」」
とセブンに言ってみた。
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