始まり

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「ハル君久しぶりね!元気にしてた?」 「お久しぶりです、秋さん。元気にしてましたよ。秋さんも元気そうで」 茶髪のロングで、実際の年齢(確か39歳だったかな?)より若く見えるこちらの女性が秋さん。 基本元気で明るい人だ。 「ほら、上がって上がって」 「これからお世話になります」 どこかの偉い人は言った、親しき仲にも礼儀あり!と。 挨拶も済ませて、俺の青春を支える拠点の中へ。 「ここがハル君の部屋よ。届いた荷物はまとめて置いといたから、あとは自由に使って」 手をひらひらと振って一階へと降りて行く秋さん。 二階か、悪くない。 広さは充分、部屋もキレイだ。 部屋の片隅に置いてある茶色の塊、もとい、ダンボールは積木の様にキレイに積み重なっている。 これの整理からしないとな。 袖をまくり、ダンボールの解体へと取り掛かった。
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