フラフラとその1

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この世界にきて、3日がたった。 「村でも町でも何でもいいから出てこいよー」 野宿は大して苦にはならないが、やはり人との会話は欲しい物である。 1人寂しく森を歩くのは気が滅入る。 『クゥ………クゥン』 「お?」 子犬みたいな声だな まぁ行ってみるか。 音のしたほうへ足を進めると、血を流し倒れている大型犬の犬?いや狼がいた。 さっきの子犬みたいのはこいつなのか? いやでも、俺が近付いて反応がないことから、すでに死んでいるんじゃないか? そんな疑問はすぐに解決した。 『クゥンクゥン』 デカイ狼の子供なのか、子犬くらいの狼が心配そうに親の周りをグルグルと回っていた。 ザッ 歩みを進めた時の砂利の音で、子犬はビクッと反応したあと俺を威嚇する 『グルル』 「そうカッカッすんなよ」 とらあえず、小さく切ったドラゴンの肉を放り投げる。 腹が減っていたのだろう。 こちらを一瞬威嚇しただけで、すぐ肉にかぶりつく。
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