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目が覚めたのは、見慣れた自分の部屋ではなく、全く身に覚えのないま″真っ白″な部屋だった。
「………」
頭を整理するため、もう一度周りを見渡す。
右、左、前、後。
結果は解らずじまい。
部屋は白いだけで何もない。
あるべきはずの扉も見当たらなけば、窓もない。
照明もないのに視界が確保出来る不思議な空間。
現在の状況を脳内検索すると、とある″フラグ″がヒットした。
まさかな。いやないない。
どーせ夢落ちだ。
俺なんかが転s「いやいや、転生フラグで間違いないから」
あれ？
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