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(メインイベント……兄さんのプレゼント開封会でもやるのか??)
「あたし…行かなきゃ……。」
舞はガバッと立ち上がり、足早に中庭を立ち去ろうとしたが急に立ち止まって振り返えると俺を笑顔で見つめてきた。
「なんだよ……行かないのか??」
俺は不機嫌そうないつもの態度を出した。
「また…逢えたらいいね。」
そう言った後の舞の仕草がどこか淋しそうだったがそこがまた色っぽくて可愛くて俺はいつの間にか彼女から目をそらすことが出来なくなっていた。
「ふっ…富豪の世間は狭いからな。また逢えるんじゃねぇのか。」
舞はくすりと笑うと大広間へと続く扉を開けて中庭を出ていった。
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