お仕置き 前半は涼介目線 3ページから光目線。

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「涼介ーっ」 後ろから抱きついてくる光君。 「わっ!ちょっ…危ないってば!」 「だってヒマなんだも~ん」 口を尖らせる光君。 「じゃあ何で手伝わないんだよ…。ってか危ないからやめて。」 「だって俺下手なんだもん。」 光君は渋々離す。 一緒に作るって言ったくせに…。 「もう…TVでもみてなよ。」 「へいへい。仕方ない、理想の息子でも見ようかな?」 意地悪く笑う光君。 アレを使ってみよっかな…。 「ふ~ん。勝手にすれば?」 出来上がった料理の片方にだけ薬をかけ、光君に渡す。 「おいしそ~!」 「でしょ?」 「いただきま~す!」 光君は料理を口に運ぼうとしていた手をピタリと止め、 「どうかした?」 と尋ねてきた。 「えっ?いや…おいしく出来たか心配で…」 と言うと光君は、 「じゃあ…はい!口開けて?」 とか言いながら`あーん´してくる。 「え?いや、自分のあるし…」 薬入ってるし。 「いいから、ほらっ!早く!!」 だから薬… 「あーんっ!!」 少しなら…大丈夫…かな? ぱくり。 光君が、ニヤリと笑う。 「食べたね?」 「…え?」 事態がいまいち飲み込めない。 「何入れたの?これ。」 あれ?バレてる? 「涼介こーゆーの下手すぎ。」 あ、まぢ? 「なにを、入れたの?」 「…びやく。」 ポツリと呟く。 「どんくらい?」 「どんくらいって…」 あー、やべ。もう効いてきた。 「もう効いてきてるの?」 光君は心が読めるの? 「全部顔に出てるよ、涼介…可愛い」 そうなんだ…。気づかなかった。 頭の表層でそんなことを考えていると光君が、 「薬なんてどこで手に入れたの?」 と聞かれた。 「…太輔…くん…。」 「は?何で?」 やべ…限界。 「それどころじゃないか。」 頷く。 「よし、ベットでシよっ♪」
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