彼のいた場所

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現れた時も、そして去る時も何も言わずに煙のように消えた彼。 助けてくれたのだと思うけど……彼は何者だったのだろうか。 何で僕を助けてくれたんだろう…? その考えもまた聞こえてきた彼らの声に掻き消され 僕は彼に教えられた扉の奥に身を進め、内側から鍵をかけてその場にうずくまり難を逃れる事ができたのだった。
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