プロローグ

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暗い室内。 たくさん置かれた紙の束。 水、ぞうきん、汚いものがいっぱい 俺の机…… 振り上げられた拳。 大好きだった××から嫌いって言われた悲しさ。 皆、戻ってこない。 皆、もうここにはこない。 「さびし…………俺、一人ぼっち…」 カラカラと開く窓。 吹き込んでくる冷たい風。 月は……今日は見えない。 涙。滲む。 何も、見えない。  
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