2#渡るウサギ

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 ブロロロ・・・!  ブロロロ・・・!  ゴオオオオオ・・・!  ブロロロ・・・!  ゴオオオオオ・・・!  ゴオオオオオ・・・!  ・・・ど、どうしよう・・・  ノウサギのイチゴは、ひっきりなしに走り行く車の列の隙をずっと見計らっていた。  ・・・このまま、待ってたらキツネに捕まっちゃうし・・・  ・・・このまま渡っちゃったら、車にはねられて死んじゃうし・・・  ・・・右に行っても左に行っても、ガードレールが邪魔で走れないし・・・  ・・・かと言って、引き返したらキツネの思うつぼだし・・・    「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!」  その時、ノウサギのイチゴの長い耳は、迫り来るキツネの息づかいを聞き取った。  ・・・ど、ど、ど、ど、どうしよう・・・  ノウサギのイチゴは、益々おどおどした。  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ・・・車道を渡るか・・・?  ・・・やっぱり戻るか・・・?  ノウサギのイチゴは、迷いに迷っているうちに、腹をすかせたキツネがどんどんどんどん、ノウサギのイチゴに迫ってきました。  ・・・やっぱり・・・  ・・・やっぱり・・・  ・・・渡るか・・・!  ノウサギのイチゴは、  「せーーーーのっ!」  と、勢いをつけると、一目散に6車線のうち2車線の真ん中まで駆けていった。  ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん!!  
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