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キツネのネケは、草原から飛び出して高速道路のアスファルトの上を、死に物狂いに渡った。
・・・もう少しだ・・・!!
・・・もう少しだ・・・!!
・・・もう少しだ・・・!!
・・・もう少・・・
ドンッ!!
キツネのネケは突然、目の前が真っ白になった。
その瞬間、キツネのネケの身体は宙を舞った。
ドサッ!!
キツネのネケの身体は、アスファルトに激しく叩きつけられた。
・・・ち、ちくしょう・・・
・・・もう少しだったのに・・・
・・・ううう・・・
・・・ついてないなあ・・・俺・・・
車にはねられたキツネのネケは、アスファルトの上で無念の涙を流しながら、静かに息を引き取った。
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