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そして夏侯惇は、自身の繰り出した斬撃が軽々と受け止められるとは予想しておらず、顔に驚きの表情を浮かべる。
夏候惇「なっ!?私の一撃をこうも易々と受け止めるとは…」
龍「……ふむ、中々に重い一撃だが、剣筋が正直過ぎるな」
龍は七星餓狼を受け止めながら夏侯惇の力量を冷静に分析し、そう呟きの声を上げる。
夏侯惇の剣筋は、何処となく朱華に類似していた。
曹魏が大剣と謳われる者の実力をある程度確かめることができたし、そろそろ決着をつけるとしよう。
キィィィン!!!
龍は内心でそう思いながら夏侯惇の七星餓狼を弾き返し、一気に攻勢へ転じる。
龍「はぁっ!!」
ヒュン!!!ヒュン!!!ヒュン!!!
気合いの込めた掛け声と共に、龍は無数の素早い斬撃を繰り出す。
素早い連撃―――それは二刀流ならではの攻め方であった。
二刀流は手数の多さ―――つまり、それこそ素早い連撃で相手に攻撃する隙を与えないという戦法が特徴である。
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