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夏侯惇「む……あの仮面の女、かなりの使い手だな…」
龍「ああ。…あの構え……只者ではないな」
華蝶仮面の構えを見て、龍と夏侯惇はそう口を開く。
両者どちらも武人であるが故に、構えを見ただけで華蝶仮面に全くの隙がないのがすぐに理解できる。
華蝶仮面「――さあ、何処からでもかかってくるがいい」
傭兵団隊長「……ではお言葉に甘え、此方から行かせてもらおう」
両者はそう軽く言葉を交わし、それぞれ動き出す。
傭兵団隊長「はあぁぁぁっ!!」
ヒュン!!
傭兵団隊長は両手剣を構えて一気に華蝶仮面へと肉薄し、両手剣を横に薙ぎ払う。
華蝶仮面はその薙ぎ払いを華麗な跳躍でかわし、傭兵団隊長の得物の上に着地する。
華蝶仮面「はぁぁーっ!!」
傭兵団隊長「むっ!?」
ヒュン!!!
両手剣に着地した華蝶仮面はそのままの体勢で槍を横に薙ぎ払い、傭兵団隊長に一撃を放つ。
華蝶仮面「ほぅ……」
しかし、傭兵団隊長は両手剣を手放し、後ろへと跳躍することで華蝶仮面の一撃をかわす。
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