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ヒュン!!!
華蝶仮面はそう言うと同時に龍へと肉薄し、槍を横薙ぎに振るう。
龍はその横薙ぎの一撃をしゃがんでかわし、透かさず華蝶仮面に斬撃を放つ。
龍「…しっ!!」
華蝶仮面「くっ!?」
ヒュン!!!ガキィィィン!!!
華蝶仮面は横薙ぎに振るった槍を素早く引き戻し、龍の一撃をなんとか防ぐ。
華蝶仮面「…っ……中々に重い一撃ですな……やはり、凄腕の武人であったか」
龍「ふっ……君もただのイタイ奴ではないようだ。……これからは呼び方を改めよう、華蝶仮面」
それぞれの得物に力を込め、鍔迫り合いを続ける中、二人は軽くそう言葉を交わす。
キィィィィン!!!
両者はそれぞれ相手の得物を弾き返し、一旦、距離を取る。
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