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龍「……少し本気を出すか」
龍はそう言うと地龍刀を鞘へと納め、天龍刀のみを構える。
華蝶仮面「む……一刀流?…二刀流ではないのですかな?」
龍「ああ。俺は二刀流より一刀流を主流としているんだ」
天龍刀を正眼に構えながら、龍は華蝶仮面の問いに答える。
華蝶仮面は龍の返答を聞き、「面白い」と言わんばかりに口元に笑みを浮かべる。
龍「…さあ、何処からでもかかってこい」
華蝶仮面「では、お言葉に甘えて……此方からいかせてもらおう!!」
華蝶仮面はそう言うと地面を蹴り、一気に龍へと肉薄する。
華蝶仮面「はいっ!はいっ!はいーっ!!」
龍「!?」
ヒュン!!!ヒュン!!!ヒュン!!!
そして、華蝶仮面は素早い連続突きを繰り出し、龍へと攻撃する。
しかし、龍は凄まじい速さで繰り出される連続突きを、刀で受けずに全て紙一重でかわしていく。
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