第一章

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私は職員室に呼ばれ、私をいじめていた男子数名と一緒にしかられた。 時折私が男子たちの方を見ると 青ざめた顔で全員下を向いていた。 それからというもの、 クラスで私をからかう者は誰一人としていなくなり、 それと同時に 今まで仲がよかった友達からの呼び方が‘たっちゃん’から‘きりしまさん’になった。 そしてサトシくんへのラブレターは 「…ど、どうしたの桐島さん、ぼ、僕何かした?(ガクブル」 渡せるような状況ではなくなった。
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