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「急ですまんのう。俺は空手部、三年部長の郷田じゃ。ほんでこいつはマネージャーの源。」
「し、失礼しました。マネージャー、二年の源あさみです。」
「あ、どーも…はじめまして」
「うちの学校にあの伝説の‘ドラゴン’が入学したって話は聞いてたんじゃが…あんたが本人で間違いなさそうじゃな。」
「…まぁ…
そうですが(ボソ…」
くそっ
このあだ名を掘りかえされたことより自分で‘ドラゴン’を認めちゃったことが悔しい…
「女子とはかけ離れた長身を生かした長いリーチで容赦なく相手を叩きのめし、全国大会の決勝ではガンを飛ばしただけで相手を気絶させ勝った、道場をいくつも潰してきた道場破りを返り討ちにした、大人10人相手を一瞬で倒した、脱走したライオンと戦ったなど数々の伝説を残してきたというあの‘ドラゴン’がこの人ということですね、部長!」
「ちょっと話盛りすぎじゃないですか源先輩。さすがに人間離れしてるというか…」
「そうですか?じゃあ時計台から落ちても大丈夫っていうのは?」
「それ多分違うドラゴンですよ。ジャッキー的な。」
「ほいじゃ、背後に立ったら襲われるっちゅうのは?」
「それただのゴルゴじゃないですか。」
共通点は目付きの悪さだけやないですか先輩
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