プロローグ

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だが、 そう呼ばれるのも今日で最後。 何を隠そう今日は高校の入学式。 華々しい高校デビュー戦第一日目である。 眉間にシワを寄せないように、ニッコリ笑顔だぞ、私 あ、ちょうどいいところに車停まってる… ガラスを鏡代わりに使わせてもらおう。 笑顔…笑顔…(ニヤッ なんか違うな、てか相変わらず凶悪な顔してんなー私…(泣) もっとこうフランクな感じで…(ニヤリッ …うん、笑顔はムリっぽいな(泣) と、とりあえず眉間の力を抜いて ポーカーフェイスで… まぁ、機嫌悪そうな顔してるけど大丈夫かね。 「どこ見とんじゃ坊主!!」 ん? どっからか野太い怒声が聞こえるな しかも結構近いとこで 「…す、すみません、で、でした…」
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