7章

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陸 said …僕、なにやってるんだろ? 気づいてた、転校生が来てからまた“僕”がおかしくなって、夜魅が出てきてるって 僕は何時も知らないふりして、記憶のないふりして“ここ”で夜魅と話してた。 この、真っ暗な世界で… 僕は、また逃げたんだ 自分の信じたくない事実から、現実から、逃げて夜魅を傷つけた。 逃げないって決めたくせに、何回も夜魅が話しかけようとしてるのを気づかないふりしてずっととじこもってる。 夜魅がずっと表にいると、取り返しのつかないことになるのに、僕はもうどうやって出るのか忘れてしまった。 このまま僕が消えて、夜魅が主人格になればいい。 そんな最低なことを、無責任なことを思ってしまってる
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