序章 ~事件の発端~

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【アメリカ・人工知能開発局】 ビービービービービー! けたたましい警報が鳴り響く。 「こちらジェイク!直ちにホログラムワールドを停止させろ!思考回路に異常がある!」 『ヒトハシンポシスギタ。ヒトハワタシガカンリスル。』 「おい!応答しろ!」 「こち......で...な、なんだ!ホロ...ルドが!たい...ヴぁぁ... ブチッ」 なんなんだこれは! 急にホログラムワールドが暴走するなんて! 「おい!開発室!応答しろ!」 返事がない。 「クソッ!なんで繋がらない!」 『ヒトハシンポシスギタ。ヒトハワタシガカンリスル。』 AI知能の声が建物全体に鳴り響く。 「クッ...早く脱出しなければ...」 その時、体が一瞬半透明になり視界が数字で埋め尽くされた。 「これは...なんだ?」 『データヘンカンカイシ』 AI知能がそう言った瞬間。 世界は一瞬でホログラムの世界と化した。
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