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「さっき来たとこよ」
「そうか。まぁ座れよ」
隣の席に座るように促し、セナは黙って従った。
「それより、セナ。今日呼び出したのは一体どーゆー用件なんだ?」
そう、今日俺はセナにこの店に来るように言われてここに来たのだ。
滅多にセナの方から俺を呼び出す事がないので、たぶん今日はかなり大事な用件なのだろうと勘ぐっている。
「ああ、それね。」
セナは宙で指を振ってメニューウィンドウを出現させる。
そしてなにやら操作を始めた。
即座に、俺の視界に半透明のシステムメッセージが出現する。
内容は、パーティー参加申請を受託するかどうかと表示されていた。
「地下迷宮の最奥に伝説武器(レジェンダリーウェポン)であるエクスカリバーが発見されたらしいんだけど、一緒に取りに行かない?」
「マジ!?行く行くっ」
「じゃあ決まりね。パーティーに入って」
「おう。けどさ……エクスカリバーは誰が貰うんだ?この場合。セナも伝説武器は欲しいだろ?」
「あんたにあげる」
ものすごいあっさりした答えが返ってきた。
「いいのか?」
「うん、その代わりと言ってはなんだけど、私も欲しい武器があるから今度それを取るの手伝ってくれない?
それまた攻略難易度の高いとこで私一人じゃ無理なの」
そーゆーことなら
「全然いいよ。オッケー、エクスカリバー取った後、手伝うよ」
そう言って俺は目の前に表示されているパーティー申請をYESと押してセナのパーティーに加入した。
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