17人が本棚に入れています
本棚に追加
「凄く時間がかかってしもたな…」
私、春日琥珀っちゅーねん。
ああ。そうそう。なんで時間がかかってしもたか教えたるわ
実はな?季封村へのバスが二時間に一本だけしかなくてな?一番早い時間のバスに乗り遅れたんよ
それでな?次のバスがくるまで二時間も待ってたんや。
で、二時間たってバスがきてそれに乗ったはいいんやけどこれまた乗車時間が長くてな?
気づいたら三時間もバスに乗ってたんや。
そんで今ついた訳やけどな?
悲しいことに…今、夜やねん……
予想以上に時間かかりすぎてて今私ブルーや……
ほんまどないしょ…
迎えの奴がくる聞いとったけど…その迎えの奴ってどこにおんねん!
全然見当たらんわ!
「はぁ~……」
「あの…」
「誰や?!」
私がため息ついとったらいきなり声かけられてん。
びびってでかい声出てもーた。
あーあ、相手固まっとる……
「大丈夫かー?」←(棒読み)
そう言って相手の目の前で手を振ったんやけど……
なんも反応あらへん(怒)
しゃーない…自力で行くしかないか…
そう私は結論づけて相手に背を向けて歩き出したんやけど…
いつの間に隣に来たん?!
それがびっくりやわ!
最初のコメントを投稿しよう!