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温室の中にあるベンチに黒城と座りのんびりしていると、俺のスマホが鳴った。
琉生からの着信に少しうんざりした気分になったが一応、黒城に一言断りを入れて電話にでる。
「はい、もしもし。」
『龍輝!!大変だ!!』
「大変だって、何があったんだよ。」
『Dクラスの不良達とEクラスの連中が喧嘩してんだよ!!
俺達だけじゃ手に負えねぇ!』
「………わかった。
今すぐ俺もそっちに行くからもう少し踏ん張れ!!
あと生徒会の奴等にも声掛けろ、仕事しない屑どもだが戦力にはなるはずだ。」
琉生から場所を聞いて、通話を切ると黒城が心配そうに俺を見ていた。
「どうしたんだ、黒崎?」
「わりぃな、風紀の助っ人にかり出されちまったから行かなきゃならなくなった。
ここにいれば見つかる心配もないからゆっくりしてろな?」
黒城の頭を軽く撫でて、俺は温室からダッシュで飛び出す。
なんでまあ、次から次へと問題が起こるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
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