第1章

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おじいさん(どうやら黄色いのが他の鬼共の悪業を必死に止めようとしておるな!) おじいさんは身を震わせながら、黄鬼の説得に赤鬼と青鬼が応じて、無事に鬼ヶ島へ帰っていくのを祈っていました が…しかし、黄鬼は既に大ピンチ状態であります! 赤鬼「黄鬼も人間襲いたいでしょ?」 黄鬼「襲いたくない!」 青鬼「本当は?」 黄鬼「襲いたくないっつってんだろ!!」 赤鬼青鬼ペア「本当の本当の本当の本当は?」 黄鬼「襲いたいたくねーーっつっっってんだろうがゴルァァァァァア!!!!!いい加減にしろテメーーらァァァァァア!!!!!」 黄鬼…覚醒しました… 赤鬼「そんなに嫌ならいっか」 青鬼「そうだな」 黄鬼「ハァ…ハァ…」 黄鬼(人間を襲えないのは残念だが、とりあえず恥をかかずに済んだか…) これにはおじいさんも心の中で喜びました おじいさん(よくやった黄色いの!そのまま仲良く鬼ヶ島へ帰りなさい。さ、鬼共が鬼ヶ島へ帰ったら仕事再開するかのう) だが、おじいさんの喜びも束の間… 赤鬼「だったら俺達2人で行くわ」 青鬼「テメーは留守番な。黄鬼」 そして黄鬼はというと… 黄鬼「待て待て待て!やっぱり俺も行く!1人で暇な時間を持て余すよりもずっといい!!」 赤鬼青鬼ペア「そうこなくっちゃ\(^O^)/」 黄鬼は誘惑に負けてしまいました おじいさん(おのれぇ!黄色いのめぇ!これだから最近の若いモンは!…ま、鬼に期待するワシもワシなんだがな。いや、ガッカリしている場合ではない!早く村人全員に知らせなくては!) おじいさんは今回も疾風の如く、村へ走っていきました
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