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おじいさん「ばあさんや!大変じゃー!!」
おじいさんは慌てて家に飛び込むかのように入ってきました
おばあさん「なんじゃいうるさいのう!!この子が起きちゃうじゃろ!!」
するとおじいさんは、おばあさんに抱かれながら眠っている赤ん坊を見つめはじめました
おじいさん「ん?この子は親戚から預かった赤ん坊かの?」
おばあさん「それがですねえおじいさん―――」
すると、おばあさんはおじいさんに大きな桃の中にいた赤ん坊のことについて話しました
おじいさん「そういうことがあったのか…」
おばあさん「どうしますおじいさんこの子…」
おじいさん「桃の中に入ってたということは捨て子かのう」
おばあさん「いや、桃はちゃんとした果物だったし、どこにも赤ん坊を入れるための隙間は無かったからそれは無いと思うがのう」
おじいさん「なるほどな」
おばあさん「じいさんや。それじゃあワシらが育てればいいんじゃよ」
おじいさん「それは名案じゃ!まずは名前を決めなくては!ばあさん、その子は男の子のか、女の子か?」
おばあさん「男の子ですよおじいさん」
おじいさん「なら、桃から生まれたんじゃ、桃太郎はどうじゃろ?」
おばあさん「あら!いい名前だこと!」
こうして桃から生まれた男の子は、桃太郎と名付けられました
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