第1章

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青鬼「なんだよ…もう気分までブルーなんだけど。この世のいろんな物語に出てくる青い色をした鬼の中でも今この瞬間だけは一番青鬼にふさわしいよ」 黄鬼「なんの話をしてんだよお前は。お前さ、しょっちゅうワケわからん話ばっかするよね前から思ってたけど」 赤鬼「おい黄鬼、そんなに青鬼をいじめるなって」 黄鬼「いや、いじめてないし」 赤鬼「え…そんな…俺までブルーな気分になっちゃったんだけど。レッドなのにブルーになっちゃったんだけど」 黄鬼「え!?いやいやいやいや、何でぇえ!?」 青鬼「赤鬼もブルーになっちゃったか」 赤鬼「うん…ん?いや、気分がブルーになっただけ、俺レッドだから。お前とは違うから。…見た目だけな」 青鬼「大丈夫。人でも鬼でも、大事なのは中身だから」 黄鬼「またイミフ発言…てかフォローになってねぇだろ。中身がブルーじゃ全然ダメじゃん」 赤鬼「それよりさ、みんなで暇潰しの方法考えようぜ」 青鬼「そうだな」 黄鬼「う~ん…」
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