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「いいえ、お気遣いなく、
仲間を先に帰したので、
俺たちもすぐに行かなくてはいけません」
「そうでございますか、
では仕方ありませんね、
ではお気をつけてお帰り下さい」
「お気遣いありがとうございます、
それでは失礼します」
そして哲弥は車を走らせた。
翔矢達が帰ったのを見送った遥は、
その後祖父である栄太郎のいる書斎へと向かった。
栄太郎は、遥の事をとても可愛がっており、
これまで遥の頼みなら何でもかなえてきた。
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