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「でも、パパ、あたしには厳しいからな、
どうしてなのかしら」
「仕方の無い事だ、
父親というものはどこの家でもそういうものだ、
何よりも娘が大事なんだよ」
「そういうものなのかな?」
「そういうもんだ、
あいつが反対しても心配するな、
会長はこのわしだ、
あいつはいち社長にすぎん」
「とにかく調べてみよう、まずはそれからだ」
「ありがとうおじい様、
よろしくお願いします」
「あぁ、分かったわかった、
だからもう行きなさい」
「はぁい、じゃあ本当にお願いね」
そう言って遥は、栄太郎の部屋を出て行くと、
自分の部屋に入っていき、
その後すぐに、疲れのあまり夕食も摂らずに寝てしまった。
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