【第三章】『初めての体験Ⅰ』

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翌朝遥が目を覚まし、 リビングに向かうと、 ソファには父親の栄一が座っていた。 「ずいぶん遅い目覚めだな」 「おはようございます」 「おはようって時間でもないだろ、 今日は遥がなかなか起きないから、 パパたちはもう朝食を食べてしまったぞ」 「ごめんなさい」 「聞いたぞ、男のためにレーシングチームのスポンサーになってほしいんだって? どうせその男に頼まれたんだろ!」 「そんなんじゃないわ、 あたしが勝手に頼んだ事よ、 それに男なんて言い方しないで、 ただの友達なんだから」
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