【第三章】『初めての体験Ⅰ』

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「いい加減にせんか、 栄一、遥はわしと約束したんだ、 お前が口を出すことではない」 「父さんは遥に甘すぎます、 スポーツチームのスポンサーになるというと、 父さんの一存では決められない事くらい、 父さんにだってわかるでしょ、 取締役会に諮らないといけません、 バイクレースの様なマイナーなスポーツではなおさらです」 「でも遥がスポンサーになってほしい彼は、 今全日本を走ってて、 去年も2勝してるらしいぞ、 まだまだこれから調べてみなければわからないが、 スポンサー契約する価値は多少はありそうだがな、 とにかくこの件はわしに任せてくれ」
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