【第三章】『初めての体験Ⅰ』

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「今度は昨日と違って、 凄く埃っぽいところに行くから、 汚れても良い格好でくるんだぞ! 埃っぽいところが嫌なら、 別に来なくていいんだけど、どうする?」 「そんな事ないです、連れてって下さい」 「わかった、じゃあ日曜日迎えに行くから」 「はい、よろしくお願いします!」 電話を切った遥は、 早速小早川を呼んだ。 「爺、爺はいる?」 遥の呼ぶ声に、小早川が現れた。 「はいここにおります、お嬢様」 「買い物に行くわよ」 「ですが朝食がまだでは、 それに夕べも食べずにお休みになってしまいましたし」 「1食や2食抜いたって平気よ、 さっ!行くわよ」
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