【第四章】『初めての体験Ⅱ』

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浜崎が遥に声をかける。 「遥ちゃん、このコースは埃っぽいから、 もう少し離れようか」 「はい、でもほんと凄い所ですねぇ、 こんなところで走るんですか?」 「あぁそうだ、コースが楕円の形してるの分かるだろ?」 「はい」 「これをオーバルコースと言うんだ」 「へえ、でもよくこんなコースをあんなに早いスピードで走って、 転ばないですね」 「それは何度も走ってるからな、 でもたまにはこける事もあるんだぞ」 「怪我とかしないんですか」
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