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「もう、お兄ちゃんなんか知らないんだから!」
陽菜は翔太に言い放ち、行ってきまーす!と荒ただしく玄関を出て行った。
なんだよ、と一人愚痴る翔太はやっぱり陽菜の気持ちを理解していないようだ。
翔太も玄関に手を掛け元気良く家を出た。
その後ろ姿を悲しそうに微笑む両親の顔
タカシ キミカ
・・・隆と喜美香の顔を。
<隆&喜美香ShortSide>
「あなた・・・私達の可愛い子供達に神の加護があることを祈りましょう」
「ああ、そうだな」 僕達にはそれしか出来ない。
隆は諦めたように頷き、また少しの希望を托した目をしている。
ユウタ
「万が一を考えて雄太さんに護ってもらうよ
エンジェル ハンター
うAngel‡Hunterに連絡を入れました」
「雄太君か・・・懐かしいな。 彼なら翔太達を任せられる」
隆は過去に何を持っているのか。 それは後々紐解くことにしよう。
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