逃走中いんフォルトゥナ

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足音はゆっくり近づき、テンチたちが隠れる家のすぐそばへ。 李「来たっ!」 「お、ここにいたのか」 と、そこへ何者かが近づいてくる方向と反対の道からやってくる人影。 ユリカ「あ、ムラマサ」 ムラマサ「なんだよ。みんな一緒に隠れてるなら俺も混ぜ……」 そこまで言うとムラマサは来た道を猛スピードで逆走していった。 その後を追うのはハンター。 ユウナ「やっぱりハンターでしたね」 テンチ「すまんムラマサ。不謹慎だがナイス囮だった」 まもなくムラマサ捕獲の報せが入ったことは言うまでもない。 ††††††††††††††† ところ変わってここは樹海。 深く生い茂る草花や木々が視界を遮るため隠れるにはもってこいだった。 ベルカナ「食事のためとはいえ、なぜこんなことを……しかも一緒に同行してるのがよりによって」 レイ「お腹すいた~」 モニカ「そのへんのリンゴとか勝手に採ってもバレないよwww」 ベルカナ「よりによってこんな騒がしい人たちとは……これでは逃げられるものも逃げられなくなりかねない。いっそこの二人を陥れて……」 レイ「あ、ハンターだ」 モニカ「え、マジ?」 ベルカナは一瞬ニヤリと微笑むと茂みに身を隠した。
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