信用

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───深夜1時 「ねぇねぇ君さ、一人?俺さー…ちょっと溜まってんのよねぇ……どう?」 一人で夜の街に出ると必ず話しかけてくる男。 それは、若い男から中年の親父まで、 皆、やりたいことはただひとつで、 「…。」 少し押し黙ってからゆっくりと口角をあげてにこっと笑う。 「お、いいねぇ。」 そうゆうと男は私の肩を抱いて歩きだそうとする。 その時、 「ちょっとちょっとお兄さん~、その子俺のツレなんだよね~、なに肩抱いてくれちゃってんの??」 後ろから声をかけるチャラチャラした風貌の男が2人、 「なんだよ、テメェ…」 「やんのかコラァ…」 巻き舌ですごむ若い男とチャラチャラした男。 そのまま乱闘騒ぎになり、警察が呼ばれ、私とチャラチャラした男2人はその場から足早に退けた。
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