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『やるしかないんですよ、ここで二人で焼死するよりいいでしょう』
そう言って手を差し出したパリスに、喬はためらいがちに歩み寄りパリスと同じように窓枠に座った。
『僕のベルトにあなたのベルトをくくりつけますね』
パリスはそう言って自分のベルトを一度外して、喬のベルトの内側に通して再びベルトをした。
『僕の首にしっかりつかまって、何があっても離さないように』
まっすぐに見据えてそう言ったパリスに喬は息を呑んだ。
『わ、分かったわ』
喬はためらいながらも、しっかりとパリスの首に腕を回してしがみついた。
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