第4章 『昇 龍』

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パーティ会場が悲鳴と混乱に包まれる中、パリスは早足で会場を出た。 『華龍様、どちらへ?』 慌てて後を追って来たイーロンに、パリスは何も答えず、そのまま非常階段を上り屋上に向かった。 屋上に出るなり、強い風にパリスは目を細めた。 やっぱり思った通り、海からの強い風が吹いている。 こちらのビルに火が移ることはないだろう。 パリスは向かいの古ビルとの距離を確認し、ゴクリと息を呑んだ。
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