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昨日までの雨が嘘みたいに晴れている。
なんでやろうか8月に入ったのにかなり寒い
あぁ、俺の部屋のクーラーのせいか。
そう思っていると俺の部屋にインターホンの音がなる。
ピンポーン
俺は誰だか確認もしないで
「入ってぇ」
と叫ぶ、誰が来たかは分かっている。
中学の頃からの付き合いの裕太がきた。
裕太は俺の部屋に入るなりいきなり
「喉乾いたわ、ってか寒かばい?この部屋、正直やべーわ」笑いながらくつろぎ始めた。
「お前ちょ、待てやん!人ん家の冷蔵庫勝手に開けんなやん」
俺は裕太といるのが最近は一番楽しい。
俺の親は8年前の俺が12才のときに死んだ。
もともとお袋しかいなかった俺のお袋が死んだときは正直泣いた。
でも涙は出せなかった、俺には妹と弟がいるから。
その妹と弟も死んだ。
というよりも俺の妹が弟を殺した。
お袋が死んだときは泣けなかった俺もこのときばかりは泣いた。
泣いて泣いて泣いて…
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