第二章

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「おはようございま~す」 元気に職員室に入って来たのは篤史だった。 「今日もお綺麗ですね」等と女性教員に話かけている。 「相変わらず椎久先生はチャラいですね」 声をかけてきたのは俺の高校時代からの親友で保健医の相模涼-さがみりょう-だった。 「ホントですね。チャラくないのは部活の時位ですよ。」 呆れ気味に涼に返すと苦笑していた。 「職員会議始めます。まず今日から部活の見学、仮入部等が始まりますが………」 篤史は男子バスケ部の顧問で、俺は副顧問をしている。 女子バスケ部は俺より3歳下の体育教師でイケメンの瀬戸和馬-せとかずま-である。 瀬戸先生は若いが結婚もしていて、しっかりとした教師だ。 キーンコーン… 「………以上です。今日も一日よろしくお願いします」 職員会議を終え、今年はバスケ部に何人入るか等と篤史と話しながら教室へ向かった。
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