第二章

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去年の全国大会の準決勝と決勝は涼と篤史と見に行った筈。 橘は…最初は気づかなかった(忘れてた)が、確かに居た。 佐伯は…居たか? あんだけホワンとしてるのがバスケやってたら逆に目立つ筈… 篤史は気付いてたのか? 俺は何か忘れているのか? ***** 今日は午前授業の為午後からは部活だった。 バスケ部は男女共に第一体育館でやる。 この学校は部活に力を入れてる為体育館は他にバレー部専用の第二体育館とその他の部活が混同する第三体育館がある。 グラウンドは野球、サッカー、ラグビー、陸上の四面はあるし、テニスコートも四面ある。 俺は昼食をとり、ジャージに着替え体育館へ向かった。 早速谷瀬と神谷が来て居た。 ふと女子の方を見ると着替えを済ませた橘ともう一人。 あれ?あの子は……えっ?佐伯? あれが佐伯? あまりにも普段のイメージとかけ離れ過ぎてて気づかなかった。 でもあの子は… あの子はあの時の子… ずっともう一度逢いたいって思ってた子… うちの学校に来てたなんて………
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