第一章

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「あ~、静かに!」 進行役の教頭が一喝し、場を静める。 「答辞………」 《確かに篤史の言うとおりだな。 顔立ちは整ってて、美人とも可愛いともとれる。 ほんわかしてて癒し系だな。》 ちらっと篤史の方を見ると「どうだ!」と、言わんばかりにウインクをしてきた。 「………以上、新入生代表、佐伯美桜」 一礼して壇上から降りて来た。 俺は挨拶の半分も聞いていなかった。 「以上を持ちまして入学式を終了致します。各教室へ戻って担任の指示に…………」 …ザワザワ…ザワザワ… さて、俺も職員室よって名簿取ってから教室行くか。
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