第一章

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俺はプリントの束を持って教室に入って行く。 「担任の西園寺遥です。今日から一年間よろしくお願いします。まずはプリント配るから後ろに回して下さい」 俺は軽く挨拶をして、全てのプリントを配り終えた。 「全員に回りましたか?まずアンケート用紙ですが、明日迄に記入して提出して下さい。軽いプロフィールみたいなものなので、それを元に明日自己紹介をしてもらいます。後部活ですが、うちの学校は全員入ってもらう事になっています。詳細は部活一覧のプリントをみて下さい。基本バイトは禁止ですが、止むを得ない事情の場合に限り親御さんの判子と校長の判子が必要ですが許可が降ります。その場合に限り部活も入らなくても良くなります。明日から一週間、見学、仮入部等が始まります。入部届の受付けも明日からですが一週間は仮入部扱いになります。週末も見学等は出来る様になってるますので、試してみるのもいいでしょう。よく考えて入部届けを出して下さい。締め切りは一週間後です。何か質問は?」 俺は用件だけを一気にいい終わらせた。 「質問が無いようでしたら、これにて解散と致します。最後に、校則は少ないですが、分別ある行動を取り、良い高校生活を送りましょう。では、また明日。」 …ガラッ 「ふぅ~…」 教室を出て職員室に向かう間小さくため息をついた。
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