富岡家厄年 訂正

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怨霊雪虎くんのお出掛けチャンスタイム、富岡家の厄年がどうしても計算が合わず、著者のくせに「???」となっていたボク。 先生をほぼ毎日にお招きしてお伺いしましたが、先生も一生懸命説明してくれましたが、ボク程度ではイマイチ理解しきれず…。 終いには先生に「靖明に伝えておきますから、二日後に電話しなさい」と言われてしまいました…。 杉浦靖明くん。 そうです。 靖・明美ご夫妻の御次男。 霊感も気も強い、ミニ祐太郎。 鳥取杉浦宅を相続した、現在13歳の一戸建て所有の中学生…。 まだ赤ん坊だった頃に、祐太郎が思わず「俺の子だ…」と言ってしまったくらいの素養の持ち主。 そして、かつては杉浦家の先祖霊たちを取りまとめていた貎下さまの魂。 ネタバレにならない範囲で申し上げますと、想像に難くなく、当然ながら霊能者・杉浦祐太郎の正統後継者でございます。 杉浦本家宅地である横浜の土地は長男の陽太郎くんがいずれは引き継いでいくでしょう。 対して鳥取杉浦宅を初め、霊能血統である杉浦・富岡 両家の祐太郎が受け継いでいたいくつかの法具や神器などを相続した次男の靖明くん。 陽太郎くんが相続してもただの古物骨董にしかなりませんが、靖明くんが相続して初めて意味を成す品々です。 もしも杉浦祐啓一門というものが有ったなら、二代目ご筆頭たる靖明くん。 そして花子亡き今、一番弟子に匹敵する一番導き子のボク…。 電話しました。 「もうさー? 先生ってば説明が下手でさ~!」 などとボクが言いましたら…。 「超ムカつくんで、自分の力の弱さを俺の父のせいにしないでもらえません?」 ………………………。 ∑絶好調に剛胆男子中学生!!! ∑∑更に、若干のファザコン❗❗❗ 「──靖明くんは…是非とも…攻めとしても英才教育を…」 「俺、そーゆーんじゃないんで。 すんません」 ・・・・・・・・。 あはぁ~ん♨🌷♨ その受け答えすらも、ボクの腐男子アンテナをピクピクさせてしまうよっ❗♨❗ そんな靖明くんに、富岡家の厄年について訊いてみましたところ…。
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