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理沙は大木のかなり上まで登ったかと思うと、東西南北、樹海のあちこちを見渡した。
あ~あ、なるほどね。
木の上からヤーマン農機の現地説明会、会場を探すってか!
あんた…そんなの無理に決まってるだろうが。
クーバカな女。でもそこがまたかわいい。
僕は完全に彼女のファンになっていた。
すっかり夢中になって、理沙に見とれていると、木に絡まっていた太くて茶色いツタが、 突如ニョロニョロと動き出した。
「なっなんだ?」
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