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山南さんから了解をもらい、急ぎ自室になりつつある副長室に入りラフな格好からそれなりに着替えていく。
と言っても普段着とさして変わらないがな。
いや、ガッツリ勝負服ってのもな…
ッて!!
俺は乙女かッ!!
自分で自分にツッコミつつ玄関に待つ真琴のとこへ向かった。
「すまねぇ…
待たせちまった」
一応謝ると、真琴はニッコリ笑って手を振った。
「いや、大丈夫ですよ。
僕も突然だったから。
むしろ、僕がありがとうだよ。
相変わらず、格好良いですね」
服を誉められながら謝り合うのも良く無いと真琴に言われ、また笑い合い、土方が靴を履き立ち上がるとスルリと真琴が腕に腕をまわし、恋人の様にくっついた。
「真琴!」
「とりあえず、出ましょう。
来た理由も歩きながら説明します」
ドキッとして抵抗しようとすると、真琴の言葉に抵抗が弱まった。
「さ、
いきましょう?
歳さん」
普段の真琴らしからぬ様子、不安を覚えつつ、2人で町へと繰り出した。
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