~悲恋華境~

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少しだけ気持ちを沈ます辰野さんと一緒に表にでる。 「おはようございます。」 先に入っていたのは心美さんと男の人。(まだ名前覚えてません。すいません…) 「おはよう、愛華ちゃん。」 心美さんがいつもと同じ優しい笑顔で迎えてくれる。 いつも思うけど本当にこの人の笑顔は素敵。 太陽のような…明るい笑顔。 大人になったら私もこんな人になりたいな。 引き継ぎして私がレジの前に立つ。 さ、いまから4時間がんばろー! と気合いを入れたのも束の間。 1時間ぐらい経ったときに事件は起こった。 「いらっしゃいませ。」 ドアが開いたのでそちらをみて迎える。と、そこにいたのは見慣れた制服を着た人達…。 「あ!愛華はっけーん!」 「お、ホントに働いてるんだな。」 「え!?」 にやにやと笑い近寄ってくる二人の高校生。 今日も学校で会った二人なわけで… 「もー!なんでくるの?絶対来ないでっていったのに!」 「えーだってそりゃーいくしかないでしょ?ねー大喜君!」 「そーそ!あの咲夜がバイトだっていうんならくるしかないだろ。」 「サイテー……!」 でも、ちょっとだけ楽しいかも…
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