美楼のお気に入り

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獅桔「ほら二人とも、ここがお家だよーー」 家族揃っての初めての帰宅。 真新しいベビー用品が双子を出迎えた。 樒影「あ、そういえば神座先生と白澤先生から玩具いっぱい貰ってたよね」 樒影が袋を開けると、あっという間に玩具の山が完成。 獅桔「うわーww しばらく玩具には困らないねww」 樒影「ほんと・・神座先生たらこんなに・・いったいいくら使ったんだろ^^;」 感謝半分、申し訳なさ半分で二人が玩具を眺めていると、さっきまで寝ていた美楼がこちらを見ていた。 影火はまだ、すやすやと寝ている。 獅桔「あ、みーちゃん起きた? 見てみて、すごい玩具がいっぱいあるよ」 まだ首のすわらない小さな体を大事そうに抱え、玩具の傍に寝かせる。 美楼「●ω●」ジー 樒影「あはは^^ 見てる見てる」 すると、おもむろに美楼が小さな手を浮かせ何かを訴えた。 美楼「う、う、」 獅桔「何か気になるのがあるのかな?」 獅桔はガラガラ等をチラつかせて見るが、その視線が違う方を向いている。  
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