~夕紀の真実~

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先「あらぁ、あなたが桜央からの転校生ね!ようこそ、西桜高校へ(笑)」 夕「は、はぁ……」 職員室に入ると、すぐさまハイテンションで話しかけてくる先生に動揺してしまった 吉「私が担任の吉野です!よろしくね、柏葉さん(笑)」 夕「よ、よろしくお願いします!」 吉「じゃあ、早速教室に向かおうか! ………あっ!」 そう言って何かを思い出したように、私の方を振り向いて言った 夕「な、なんですか?」 吉「安藤 俊也って生徒がうちにいるんだけど、彼には気をつけてね……」 小さい声で言う先生を見て、私はどれほど危ない生徒なのか察知した 夕「ど、どんな人なんですか?」 私の質問に頭を抱えながら先生は言った 吉「自分の思い通りにならないことは、強引にでも思い通りにしちゃう人なの… 最近はないんだけど、女遊びが激しい人だから気をつけてね!」 夕「………はい」 私は鳥肌が立った そんな人がいて、もし私が狙われたら…… そんなことを考えていると、私は教室に着いた
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