~夕紀の真実~

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夕「あ、あの人が安藤 俊也!!?」 私は先生が言ったことを思い出した 麗「あの人って、夕紀知ってるの?」 夕「いや、先生に気をつけろって言われたくらいだけど… ねぇ、あの人が何をしたの?」 私には、あの人がそこまで悪い人には見えなかった あの人は私を職員室まで連れて行ってくれたし…… そう考えていると、麗奈はゆっくり口を開いて言った 麗「あいつはね、私の親友をキーンコーン、カーンコーン 麗奈の言葉を遮り、1時間目が始まるチャイムがなった 麗「あっ、ごめん、この話はまた今度……」 そう言って私たちは教室に戻り、お互いの席に着いた 幸い、教科書などは前の学校と同じだったので それを開き、授業の準備をした すると、机の中に白い紙が1枚入っていることに気づいた 夕(なんだろう……) そう思い、紙を開いてみた 『夕紀ちゃん、今日一緒に帰らない? 俊也』
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