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あれから一週間が経った
転校してから私は夜になると翔に電話するのが日課になっていた
翔「それにしても、夕紀がそんなに早くクラスに馴染めるなんて思わなかったよ(笑)」
夕「私だってそうだよ!ただ……」
翔「ただ?」
私は安藤君のことを翔に話そうと思ったが、翔がこのことを知ったら
何するか分からないし、私が関わらなければ翔に被害が来ることはないだろうと思ったので話すのを辞めた
夕「…ごめん、なんでもない(笑)」
翔「なんだよそれ(笑)疲れてんのか?」
夕「全然大丈夫だよ!
……あっ、そうだ!」
翔「今度はなんだよ?(笑)」
私は転校してから気になっていたことを翔に聞いてみることにした
夕「その……優香ちゃんとはどうなの?」
翔「えっ、どうなのって…普通だけど?」
夕「そ、そうなんだ……」
思い切って聞いたわりには、あっさり返されてしまったので私は言葉が詰まってしまった
すると少しの沈黙の後、翔が言った
翔「夕紀、俺は夕紀だけが好きだからな……」
夕「えっ!?」
翔「そういうこと!じゃあまたな!!」
夕「あっ、ちょっと、翔!!
……切れちゃった」
でも嬉しかった、翔が離れていても変わらずにいてくれることが……
夕(翔、私も大好きだよ……)
そう思い、ベッドに横になり眠りについた
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